ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

NIOは今からテンバガーを達成できるか

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人生初のテンバガーを経験させてもらったNIO。3~4ドル付近でヒヤヒヤしたのが懐かしいです。昨日は6%超の上昇を見せたNIOですが、今からでも夢のテンバガーが狙えるのでしょうか。

 

結論を先に書いておきます。

 

可能性は…ハーフハーフです。つまらない記事ですね(笑)。でも、50%でも高いほうだとは思います。自動車メーカーの時価総額ランキングからどうぞ。

 

主要自動車メーカーの時価総額ランキングで、NIOはホンダを超えました。とは言え、昨年は4万台しか売ってないメーカーです。

 

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シャオポンもリーシャンも期待しているメーカーです。まるで麻雀用語。

 

ただ、よく考えると…「車でどこかに行く」という行為自体は大きく変わらないんですよね。その主体が人間であるのか、自動運転であるのか、そこが大きな違い。もちろん、人間としての生産性は向上するのだと思いますが…金余りという時代背景に加え、テスラがそのあたりを引っ張ってしまった感は否めません。

 

ここで冷静に、2020年販売1台あたり時価総額時価総額を販売台数で割る)を見てみましょう。

 

✅TESLA:1.66億円(年間2,760万台)

トヨタ自動車:295万円

フォルクスワーゲン:109万円

NIO:2.3億円(年間311万台)

 

NIO、ダントツに高い。

 

当然将来的な販売台数を見込んでの株価なので、「青田買い」状態と言えるでしょう。

 

カッコ内は、トヨタの1台あたり時価総額295万円レベルに合わせた年間販売台数です。NIOは年間311万台を販売しなければならないことになります。

 

先に言っておきますが、この計算自体は企業評価にはあんまり意味がありません。単なる計算をしているだけです。

 

ちなみにテスラも、トヨタの1台あたり時価総額295万円レベルに合わせると、年間2,760万台を販売しなければなりません。

 

台数だけで見れば、NIOは将来的に311万台に到達するのかもしれません。でもテスラの2,760万台は途方も無い数字に見えます。繰り返しますが、この計算にはあんまり意味がありません。まぁ、それだけ期待されているのが新生EVメーカーですよ、と。

 

ここ1年間のNIOの株価。

 

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以前、noteでも掲載しましたが、CNNの予想。

 

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実は私、CNNの予想を参考に3ドル付近で購入していたのですが、そのCNN(正確にはアナリスト17人)がさらに強気も強気、今後1年間でMEDIANでも388.46ドル予想なのです。

 

✅LOW 61.86ドル→98.10ドル(1.58倍)

✅MEDIAN 61.86ドル→388.46ドル(6.27倍)

✅HIGH 61.86ドル→648.82ドル(10.48倍)

 

HIGH来た、テンバガー!!!

バガー!!!

 

いや、冷静になりましょう。こうなる、ということではないと思います。1つのネタとして見ておくのは良いのかなと。前向きに考えるのであれば、MEDIAN予想の388ドルというのは、テスラの株価から見れば半分にも満たない株価です。

 

こういう比較もあんまり意味がないのですが、狂気を持たないとテンバガーなんて取れないのも事実です。目指すならLongで見ましょう。

 

次にNIOの株価がバズるタイミングですが、自社生産体制の確立+量産化が実現する前後でしょう。これは利益に大きく貢献します。まだこのタイミングを迎えていません。テクノロジー、サービス、戦略いずれも下記にまとまっていますので、御覧ください。

 

jidounten-lab.com

私は個人輸入したいくらいです。充電出来ないので、大きなオモチャになります。

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NIOの鍵はもう1つ。バッテリーです。Battery Swappingという「交換」をステーションの概念の1つにしています。つまり、早い。しかも全てのモデルでバッテリー規格を標準化しています。バッテリー購入がない車体だと20%安くなる。

 

今月、ウォール・ストリート・ジャーナルがわざわざ動画を制作したほど。英語ですが、観る価値大です。

www.youtube.com

金子さんのES8試乗はさらに分かりやすいです。

www.gqjapan.jp

私がNIOの株を購入した時、本当に書いたかった株はBYTONでした。AmazonのAlexaを搭載したからです。でも今、買い増ししているのはNIOです。中国のテクノロジーアメリカのテクノロジーを超える決定的な瞬間が訪れるとすれば、それはNIOがテスラに勝つ時かもしれません(勝たないと思います)。

 

ここからは余談です。

 

私は操業停止していたBYTON(バイトン)を、トヨタが買うべきだと言ってきました。なんと、鴻海(ホンハイ)がアップルカーを視野に入れるかもしれません。車のスマホ化です。将来、車の機能もガジェット化するでしょうね。

www.businessinsider.jp

まとめです。

 

私は完成されたものよりも、未完成のものに可能性を感じます。それは自分がアントレプレナーだからかもしれません。今劣っていても、将来的な伸びしろを感じるほうに投資しています。もちろん、確固たる自信があるわけではないので、いつも直感頼り。

 

もちろん、テスラが悪いと言っているわけではありません。車の性能はNIOより良いですし、イーロン・マスクも経営者として傑物だと思います。中国では対アメリカ製品の大きな不買運動は起きないと思いますが(なぜだろう)、もし起きるとアップルとテスラが最も影響を受けてしまいますよね。最先端技術が、政治的な駆け引きに利用されないことだけを願います。

 

個人的な結論:NIOが下げたら買い

 

<あとがき>

本記事配信後、こんな記事が出てました。

blogos.com

トヨタ、100年スパンで見たら負けた感あるのかな。