海南島の亮さんにご招待頂き、巷で話題のClubhouse登録をしました。
✅現在はiPhoneアプリのみ
✅招待制(裏技あり)
✅招待登録時に電話番号が必要
※私のメイン端末はAndroid(OPPO)なので、iPhone端末で登録してみました。
アメリカ人も使ってない?
もともと分かっていたことですが、アプリとしての斬新さ・中毒性はほぼ皆無です(念の為:ご招待頂いた亮さんは全く悪くありませんし、大感謝しております)。TwitterなどのSNSでキーワード検索してみると分かりますが、「誰か招待してください」と叫んでいるの、ほぼ日本人です。
希少性に群がる日本人のミーハー具合が炸裂してるわけですが(私もその1人)、アメリカの友人に聞く限り、アメリカで使われているイメージは無いそう。そもそも既存既発のアプリと何が違うのか分からないほどです。
市場としては、ボイスアプリは今後も発展すると思います。私の友人も、ビジネス上のライトなフックをボイスアプリでスタートすると言ってます。以前noteのほうでも書いたのですが、音声データをすべてテキスト化、AIで分類してホットワードを抽出する。音声メディアに短い企業CMを挿入する。動画のホットワードとマージする。私ならそんなイメージで構築していきます。
今回アメリカから巻き起こっている投資家の蜂起などがボイスアプリに移行すると、過激な行動がもっと過激化する可能性が高いですよね。独自のチャンネル持って、リアルタイムでハイエナ投資を煽ったり。あとは使用する人が会社のコンプライアンスを飛び越えて秘密情報を話してしまったりとか。会話内容の秘匿性って、曖昧になりがちです。居酒屋ならいいのか、ボイスアプリでもいいのか、逆にダメなのか。アルコールが入るとなおさらです。インフルエンサープログラムが用意されてるみたいなので…
なぜか高いバリュエーション
ここからは少しシビアに…
後発アプリなのに斬新さがないというのは、致命的。なぜなら、中国のヒマラヤに勝てる気が全くしない。
<ヒマラヤは月間アクティブ1.2億人⇧>
✅2012年サービス開始✅中国でのアプリダウンロード数6億回
✅月間アクティブユーザー1.2億人
✅海外ユーザー5,000万人超え
✅日本では30万ダウンロード超え、チャンネル数2万以上
✅参加企業:中国中央テレビ(CCTV)、人民日報、新浪、フォーブス(メディア系は5千社以上)、アリババ、バイドゥ、デラックス、オレイ等
Clubhouse(ユーザー数200万人)、オワッてないですか…
ウェブサイトもスカスカ。
一体どこを目指しているのか現在ハッキリしていないClubhouseが、ヒマラヤを超えることはまず無いでしょう。二番手を狙っているのかもしれませんが、それにしても今日本でしかバズってないものをどうやって軌道に乗せるのか。招待制という希少性を持たせたアプリなのに、その希少性を活かすだけの利用法が無いのです。なのに、バリュエーションが10兆円付いてるのが…どういうこと?どこに将来性を見出している?シリコンバレーってこんなもんなんです?
現時点では、日本人のミーハー度合いが分かっただけのアプリです。長時間ダラダラ聴くことになり、情報の獲得効率が最悪。暇な人しかやりません。今後の発展に期待してます。
テクノロジーの実装に関しては、もう中国企業に勝てるところはほぼ無いのかなぁと。そんな印象です。Androidアプリの実装がこれからなので(やれるのかどうか)、同じ土俵にも上がっていない段階。
ヒマラヤ(山)と比較するのが可愛そうなほどのシリコンバレー(谷)。
お後がよろしいようで。