ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

検証|金利 vs 株価

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昨日、minminさんとお話していた中で、金利と株価のトピックスになったので相関関係について少し整理してみたいと思います。

 

ベースにさせて頂いたのは、マネックス証券のチーフ外国株コンサルタント・岡元さんの資料です。

 

 

これをベースに、金利上昇 vs S&P500金利上昇 vs NASDAQを表にしています。金利上昇期間中の株価騰落率を見てみよう、というものです。

 

まずはS&P500です。

 

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次にNASDAQです。

 

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①を見て頂くと、金利上昇期間中の株価はS&PもNASDAQもほぼ上昇してます。

 

念の為、金利上昇期間と同じ日数を、金利上昇スタート時から遡って株価騰落率を出したのが②です。つまり、金利上昇が始まる前の相場がどうだったのか。下落基調だったのか、上昇基調だったのか、を便宜的に算出しています。

 

①も②も、概ね、大きなマイナスの期間がないのです。No.10の②が最もマイナスなので、「金利が下がってる時のほうが株価下がるんじゃない?」と思いがちです(そう単純なものではないのですが)。

 

ということは、金利が上昇しようが下降しようが、株価は金利に関係なく上昇してきたのかもしれません。正直、ここからだとはっきりした相関関係が分かりませんでした。

 

現在の金利上昇局面はNo.14です。まだ金利上昇期間中なので、今後の推移は継続して見ていく必要があるかもしれません。株価はほとんどの期間で、上昇率①>②となっています。現在は逆転してますが、必ず①>②になるとも言えません。

 

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1点、今の金利上昇期間が異常だと思うのは、新型コロナウイルスによってお金がジャブジャブしてしまっていることですね。寄せる波が大きければ、引く波も大きい。ただ、金利上昇、インフレ懸念から、一時的に株価の下落が起きるとしても、また戻っていくのではないかと見ています。その下落幅が大きい、という可能性はあると思います。

 

そう確信的に思えるほど、株価は上昇し続けてきました。つまり、金利が上昇しようがインフレになろうが、株式市場が完全にCollapseすることはなく、一時的なガス抜きの後にまた上昇する(金利に関係なく)という曖昧な捉え方をしておいたほうがチャンスを逃さないかもしれません。

 

特に私がやっているような、下落時のリアクションで短期トレードを積み重ねていく投資手法の場合、「少しの戻し」で利益が取れます。高値づかみのジャンピングキャッチをしてしまう人にとっては、たとえガス抜きの下落だとしても、「金利上昇と株価下落」を結びつけてしまう精神的ブレーキの魔物になるなのかもしれません。

 

人の心は、目に見えないものに恐れ、因果関係を作らないと不安になるものです。実際にマーケットから退場させられた人が多ければ、因果関係は成立したものとみなされる。

 

そこまで強い相関は見当たらない、というのが今回見てきて分かったことでした。もし違う見方があるよ、という場合は、学びたいので教えてくださいませ。

 

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