急激なリスクオフ…とは言わないまでも、調子良いのは一部のアルトコインくらいで、株もなかなか買い銘柄が見つかりません。「すぐ戻しますか?」と聴かれたりするのですが、既にヒンデンブルグ・オーメンが点灯していますので、なかなか戻さないと思います。
ヒンデンブルグ・オーメンとは
米国市場の株価急落を予兆するシグナルです(毎営業日更新)。点灯後おおよそ1ヵ月ほどが下落警戒期間となります。
前回は昨年1月末に点灯、大暴落したのが3月なので、2か月くらいは様子見したほうが良いと思っています。
こういう時は大人しく、眺めているのが一番。キャッシュある場合は仕込むタイミングなのでしょうけど、素人はなかなか手が出せませんよね。昨年3月の大暴落時は上手くポジション取れましたが、今回難しいのは米中がバチバチやり始めてしまったことです。投資家心理としては、思いっきりアクセル踏めません。
そして運悪く?リスクオフの下落に巻き込まれてしまった場合。やれることは明確です。
✅第1段階:信用買いを手仕舞いする
✅第2段階:現物買いのポジションを縮小する
✅第3段階:現物買いのポジションを全て損切りする
証拠金とのバランスで、どこまで切るかは見誤ってはいけませんね。戻すことを考えると切り過ぎも良くないのですが…財産が吹き飛んでしまっては元も子もないので、仕込むための余裕は残しておくべきです。
冷静に考えれば、下落期間より、上昇期間のほうが長いのです。
また、メンタルが折れてしまう方も多いかと思いますが、対処法を間違えなければ資産は増やせます。対処法が分からず、ダメージだけ残してしまうので、マーケットから退場させられるだけです。ビジネスでも一緒ですね。どんなことでも、チャレンジに失敗はつきもの。その失敗を最小限にして、またチャレンジできれば良いのです。
私の場合、含み益ポジションについては放置。含み損ポジションについては、基本的に乖離し過ぎたものは切るタンスですが、まだ仕込める資金もあるので切らずにいます。さすがに含み益が極端に減るようであれば切ります。
それにしても、週刊誌や月刊誌で「上がる株」みたいな特集が組まれる頃には、下落がスタートすることが多いですね。昔、海外のファンドマネージャーが面白いことを言ってました。「日本人の個人投資家がこぞって買い始めたら売りの始まり」と。
まさに。