いかに米国が戦争で儲けてきたかは、過去にも書いてきましたが、「砂漠の嵐作戦」でどれくらい暴利を得たか書いておきます。
・「砂漠の嵐作戦」で中東に展開された主要兵器…約2740億ド
ル(当時のレートで約36兆円)
・GE社はトマホーク・ミサイルで1.7億ドル、F16戦闘機で21.1億ドル、M1型戦車で3.4億ドルの売上
・マクダネル・ダグラス社はF15E戦闘機で47.6億ドル、F/A18ホーネットで40.3億ドル、A-H64アパッチヘリで 11.1億ドルの売上
・グラマン社はF14戦闘機で58億ドル、A6攻撃機で42.4億ドルの売上
・ロッキード社はF117ステルス戦闘機で130億ドルの売上
・レイセオン社はパトリオット・ミサイルで1.4億ドルの売上
どれだけ戦争に関与してきた国なのかは、Wikiにまとめられています。また、これらの軍産複合体のトップまたは役員が、米国政権で要職についてきたことは、誰でも知っていることです。ディック・チェイニーはハリバートンのCEOでした。ドナルド・ラムズフェルドはギリアド・サイエンシズの会長でした。そして現職の国防長官(第28代)であるロイド・オースティンは、レイセオンの取締役でした。
2021年2月25日、米軍はバイデン政権下初の軍事行動であるシリアの親イラン民兵組織への空爆を実施しましたが、これはオースティンの助言によるもの。アントニー・ブリケン、ジェイク・サリバンも、好戦派です。
日本は、今年ロサンゼルスにある東本願寺別院が焼き討ちされたのに、遺憾の意も示さないのはなぜでしょう。日本の心ですよ?政府も何も言わなければ、日本人も何も言わない。米国だからでしょうか?中国であっても米国であっても、言うべきことは言うのが筋です。そもそもニュースでも流されないのは不自然。
そして今日、シリアのダルアーにてテロリストの武器が押収されましたが、それらはすべて米国製だった模様です。
on Sunday a large amount of weapons and ammunitions left behind by terrorists, some of them are US-made, were seized during operations to secure Daraa western countryside. 🇸🇾 pic.twitter.com/e5wG195RPS
— Suribelle (@Suribelle1) 2021年3月28日
他国には戦争に関連する物資の輸出を禁止しておいて、自国の武器輸出はとめどなく続け、そのために火種を作り続けるというマネーの鬼。これは一体、誰が追求するのでしょうか。ダブルスタンダード。
そしてまた、北朝鮮や中国、ロシアを刺激し、台湾と日本と韓国を巻き込もうとしています。私達の血税も、日本海そして南シナ海の防衛という名目で、米国に吸い上げられるのです。
何度も繰り返しになりますが、中国が100%の正義と言っているわけではありません。
米国が大義名分的に問題を誇張・捏造し、他国に対する戦争をすること、軍産複合体が本来平和であるはずの国から暴利を得ることが、どれだけ愚かであるか。少なくとも、コテンパンにやられた日本人は、本来米国がどれだけ鬼畜か一度は身を持って理解したはず。
いかなる理由があっても、戦争だけはダメです。そして、誰も人を憎むということはあってはいけないですよね。政治家が、覇権争いで民間人を巻き込むのもダメです。本来はアメリカ人が、政府に対してそういう声を上げるべきなのですが…残念ながら米国では根深い差別でそういうことも期待できません。
果たして、このような状況にある米国が、他国の人権問題について語れる資格はあるのでしょうか。
英国然り。英国では、ストリートでの抗議活動等を禁止する新法(警察による市民運動弾圧権限強化法案)に講義する人たちに対して、当局が取締のために犬を動員しました。
Latest: UK authorities tonight in Bristol, England set dogs on demonstrators protesting new legislation that could ban any future street protests in Britain.#coronavirus pic.twitter.com/WgJW5Vg7Gx
— Afshin Rattansi (@afshinrattansi) 2021年3月26日
香港での抗議活動(というか暴動)を認めない香港政府や中国政府に「人権問題だ」と噛み付いたのに、自国では抗議活動すら禁止するという状況。なんというダブルスタンダード。香港問題で、香港在住の人々に英国移住を勧めるという話もありましたが、英国のほうが人権が侵害されます。
一体、どういう思考をしているのでしょうか。私には分かりません。
私は米国にも英国にも行ったこともありますが、今は行きたくありません。シスコでも、シアトルでも、LAでも、NYでも、アジア系の人たちに対するヘイトクライムが横行しているからです。日本で考えられますか?中国にも欧米人が生活してますが、そんなこと起きませんよ?
そしてミャンマー。どうか、再び平和が訪れますように。いろんな背景があるので、簡単ではありません。それでも、民間人を殺めるのはあってはならない。
最後に、ウイグルのお爺さんの動画を。
ポンペオ、お前はウイグルの文化が禁止されていると言ったな。
もし禁止されていたら、何故、俺が伝継承者にウイグルの文化を教えることに対して、政府から支援金が支払われているんだ? ポンペオ、ポン犬、何方でも良い。お前が人間なら、人間らしく喋れ。嘘を吐くな。
米国の他国に対する内政干渉は、今後もっと酷くなります。平和を、平和なやり方で実現することを願うばかりです。