アリババの罰金が確定、その額なんと3040億円!
完全に中国政府を舐めてました。アリババの罰金について軽く見てたので、本当にゴメンナサイしかありません。
2019年の売上の4%に相当する額を、アリババは全額支払う、と。物凄いキャッシュですが、逆にこれで済んだとすれば良かったのかもしれません。全財産没収の前例がありますからね…
矢崎総業が2012年にアメリカで引っかかった時の罰金は4.7億ドルだったので、今回のアリババに対する中国政府の警告たるや…おそろしや。
でも逆に、中国はこのように自浄作用を働かせてキレイになっていくものと見てます。外国企業に対するイジメ的な罰金でもなく、あくまでも内国における統制のためだと思うので、アリババが本業でガッチリ稼げばそれで良いとも思います。一方、米国Facebookは情報漏えいでもお咎めなし、謝りもしない。私の情報は、ガッツリ漏れてましたけど。漏れたかどうかは調べられます(参照)。
そんな中、中国を含むアジア株の見通しがあんまり良くない、と。
毎度のことですが、ネガティブ要素は「BUY」ステージなので、買い時を狙いたいと思います。メタルもコモディティも現状一休み状態なので、中国・香港株でUndervalueのところは買っていきたいな、と。
アメリカ市場で言えば、TIGRは以前の記事の買いポイントまで下げました。抵抗ポイントだった15.78ドルを割ったので、どうかなと思いましたが…
現在、20ドル付近まで戻してます。下げたらまた買いです。
あとはBaiduなのですが…もしかしたら米国イジメがあるので、買うとしたら香港市場ですね。
今日はボラティリティ指数も仕込みました。いつもSELLで取ってるのですが、今回は下げるところまで下げてきたので、リスクヘッジのためです。米国の動きが怪しいので。
そしてテック株下落の波に揉まれたNIOですが、競合(とされている)TESLAのイーロン・マスクが賛辞を送ってました。
NIOが10万台目の車両生産を達成したことで、「これは大きな節目だ」と。
なんとも余裕のコメントですが、業界全体が盛り上がることを願っているElon Muskらしいですね。そもそもNIOの販売台数自体は、悲観するものは全く無く、株価だけ下げてしまっている状況。もちろん、半導体の不足で工場の稼働が影響を受けたのは間違いありませんが、そこまでネガティブになる必要もないこと。
ただ、株価というのは業績や見通しに関係なく下げるものです。チャートは一直線には変化しません。そういう意味でガス抜きはあったほうが良いので、そろそろ反転してもいいかなぁ…と。
まぁでもチャート的にはダウントレンドです。資金に余裕がない方は見送るべき株ですね。
そして米中関係は悪化してます。とくに米国が危険な集団思考を導いていることは、米中関係に詳しいブルッキングス研究所のMichael O'Hanlon氏がワシントン・ポストに寄稿しました。
ただ、彼はジェノサイドという言葉自体に疑問を呈しているだけであって、中国がウイグル人に対して虐待をしているというスタンス。
ここで重要なのは、調査もされていない、エビデンスもない状況で、外野があれこれ憶測で物事を言うことです。
以前、下記の記事で書いた通り、国連調査団が新疆ウイグル自治区を訪問したいと言ってます。まだ中国が受け入れるかどうか分かりませんが、この結果を待って中国を悪者扱いすれば良い。
日本政府もそういうスタンスで良いと思います。
たった数百人の蜂起がきっかけで秦が滅んだり、紛争の耐えない14億人国家です。これをまとめる術は想像し難く、外野がとやかく言えるものでもありません。1点だけ、新疆ウイグル自治区に行けば分かりますが、素敵な土地です。中国国内にあるモスク数は、英国や米国のそれを完全に凌駕してます。
最後に、NFTですが、月内に第1号を出品出来るかもしれません。またご紹介したいと思います。