決済手数料の異常な高さ
今、SMBCの窓口に行くとしきりにSQUAREの決済導入を勧められます。決済手数料は3.25%~で、私も以前使用したことがあります。
日本はどこまでも遅れてる…と思わせるのが、この手数料の高さです。SQUAREに限らず、です。率で示すと分かりにくくなってしまいますが、仮に10万円の決済を受け付けるとなると、それだけで3,000円以上の決済手数料が取られてしまう。10万円の商品の利益が仮に20,000円だとすると、利益の15%も取られる。
こんなアホみたいな話がまかり通っているのが日本のマーケットです。5%取るところもありますからね、異常です。
お隣の中国では、概ね0.6%~です。
(参照:蚂蚁金服帮助中心)
事業主体に稼いでもらうマーケットが中国で、プラットフォーマーが暴利を貪るマーケットが日本。そう言われてもおかしくないほどの、手数料率の圧倒的な違いが存在しています。
皆さんはどう思いますか?
NIO再び
SNSでもNIO Holder達が少し元気になってきた気がします。まずは現状の株価を。
30ドル付近まで一気に下落。これが今年前半戦の値動きでした。
理由は様々ですが…私がビックリしたのが出来高の多さです。
On November 13, 2020, NIO's daily turnover reached $27.4 billion, ranking first among all US stocks and exceeding the combined turnover of Amazon and Apple.
(Source:Analysts explain why NIO, XPeng, Li Auto stocks fell early in the year and why they may have reached inflection point - CnEVPost)
なんと昨年の11月13日、NIO株の1日の出来高が米国で上場している企業の中でトップになっていたようです。そしてAmazonとAppleの合計値よりも多かった、と。これでは下落するのも無理はないですね。
ちょうどこの日に、EVメーカーがショートセラーの餌食になっている記事が出ていました。
ここから株価は上げていくと思われますが、上に行ったり下に行ったりの揉み合い期間があるでしょうね。しかし一旦は底を打ったと見てます。機関投資家もRatingを軒並みBUYにしてきました。
Target Priceの主だったところは下記。
✅みずほ $65
✅Morgan Stanley $80
✅HSBC $54
MSとHSBCのマーケットインパクトは大きいですね。$45あたりでSMAがクロス(ゴールデンクロス)すると見てますが、そこを抜けるとまずは$55あたりまで行きそうな予感はしています。
これは個人的な想い満載で書きますので要注意ですが、私はNIOがBattery Swappingを取り入れた時点で、将来的に株価は$100まで行くと見ていました。但し、車体の供給は一気に増えないので、ある程度の時間は要します。今$40近辺ですから、アップサイドだけ見てガチホ出来る方にはオススメです。あとは昨年11月の全米No.1になった出来高が戻ってくるのを待つだけです。
虹色のトロツキー
安彦良和先生の作品「虹色のトロツキー」を読了。日本には本当に素晴らしい漫画が多いですが、これもまた素晴らしい漫画でした。
正直、ノモンハン事件とか満州国のことはほとんど知りませんでした。安彦先生は緻密な取材に基づき、史実に基づいた当時の繊細な状況を描いています。そして描き過ぎないところが、妄想を掻き立てたり、実在の人物をもっと知りたくなったりします。
善悪二元論で論じることがいかに世界を危うくするか。
立場や環境が違えば、そこにある正義すら異なるわけです。米国は自らの正義を他国に押し付けてきた一方、謀略や盗聴なども正当化することを平気でやってきました。そして今もやっています。当ブログをご覧の方は既にご存知かと思いますが、私も善悪二元論で物事を見ないようにしています。
日本のメディアは、米国の同盟国としての見方しか報じません。米国が正義、中国は悪、ロシアは悪、イランも悪。そういうことでは、本来の国際感覚を身につけることは出来ない。そういう意味でも、戦争を知らない私達の世代が、この漫画を読んで気づくことは多いと思います。