今日、リアルタイムでソフトバンクグループ株式会社の決算発表会を見ていました。気になったのは、やはりビジョンファンドの投資先。孫さんがプレゼンしていた4社を、改めて振り返りたいと思います。
まずはyanoljaです。AI x 旅行（宿泊予約）を手掛ける、韓国発企業。
お次は、Klarnaです。AI x フィンテックを手掛ける、スウェーデン企業。
そしてAutoStoreです。AI x ロボット倉庫で注目のノルウェー企業。
最後に、SWIGGYです。AI x デリバリーで活躍中のインド企業です。
この中で、IPOを待ちたい2社をピックアップしてみました（完全に私見です）。
＜AutoStore＞
✅グリッド型ストレージ：スペース活用率90％
✅AI制御によるロボット輸送：24時間365日稼働
✅AIピッキング精度：99.9％
✅実績：38か国・500社・700か所で導入済み
＜SWIGGY＞
✅アクティブユーザー：2,000万人超
✅登録店舗数：12.5万店舗
✅日次オーダー数：150万件
✅ドライバー数：20万人超
✅食べ物だけではなく日用品もデリバリー
✅AIで配車効率化、顧客へのレコメンド
AutoStoreは既にグローバル企業としての地位を築き始めています。今日の模様です↓
既にパートナー（代理店）がいるようで、ソフトバンクも子会社が代理店になっていました。この辺は孫さんも抜け目ないですねぇ…
SWIGGYのプレゼンです。
どちらかと言えば、グローバルに展開力のあるAutoStoreに投資魅力を感じます。ただ、かなりバリュエーションが付いてしまってるので、伸びしろがどれくらいあるのかな、というところは要検討ですね。
SWIGGYはインドでの地位は築けましたが、テクノロジー的な優位性がどこまであるのか分かりません。また、横展開という意味でグローバルに活躍できるのかという点においては、インフラ的な飽和感は否めないかなぁと。
まぁ、スタートアップでグローバルに大成功する企業はほんの一握りですからね。当然競合もいるでしょうから、もしこの4社がIPOするのであれば、飛びつかずに冷静に見極めることも重要です。
また、中国市場についても孫さんが述べていましたので、掲載しておきます。中国政府に対して反対することもない、将来性についても疑いはない、今は様子見するのみ、だそうです。
私も、投資スタンスとしては孫さんと一緒です。アリババもテンセントもバイドゥも、また盛り返すはずです。その時には、もしかすると真のグローバルカンパニーになっている企業もあるかもしれません。走りながら修正（規制）をしていく、「中国ならではの浄化作用」として見ていきます。
＜追記＞
東京五輪の動画配信、裏でアリババクラウドが大活躍していたことを知っていて、動画視聴していた日本人はいったい何人いるのでしょうか。
