さて、今日(日本時間8月13日深夜)も、NIOが下げスタートです。いつNIOがATHを更新するのでしょう?その前に、以前書いた記事に立ち返ってみます。
NIOの将来性については誰もが認めるでしょう。ただ、上記で書いた通り、1台あたり時価総額がダントツ高いのがNIOです。それだけ期待されているというのもありますが、肝心の販売台数が伸びないのはなぜでしょう?
✅チップ生産が追いついていない
✅製造ラインは急激に増やせない
チップの件はNIOホルダーなら誰もが知っていること。製造ラインについては、NIOは製造を委託していることもあって、全て契約ベースで進めています。つまり、「月間生産台数を◯◯台に設定して契約するので、その通り製造してね」という感じなのです。
以前作成した相関図を。
委託先は、安徽江淮汽車(JAC)です。
NIOが独り立ちするには、自前の製造ラインを設けるべき…という論調も見られます。NIOも現状で良いとは思ってなく、現在、安徽省合肥市でEV製造の産業パーク「Neo Park(新橋智能電動汽車産業園)」の建設が開始されています。
このNeo Park完成前あたりが、次のモメンタムだと思います。
✅500億元(約8500億円)の初期投資
✅年間生産能力は完成車100万台、バッテリー100GWh
✅年間生産高は5000億元(約8兆5000億円)
参考までに、テスラの年間生産台数を見てみると、上海にあるテスラのギガファクトリーは年産45万台、米国カリフォルニア州のフリーモント工場は年産60万台、合計105万台のキャパがあります。
単一工場ではテスラを超え、合計生産台数でもテスラに匹敵するレベル。そう考えると、テスラとの単純比較はもちろん出来ませんが、現在の株価は安いということになるはずです。
もちろん、Hold Longです。下げたら買い、このスタンスで行きたいと思います。よって、今年度で結果を求めたり、Li AutoやXPengの販売台数と単純比較して論じるのは早計かと。