(Source:https://jp.reuters.com/article/hongkong-security-protests-idJPKBN2FG0P6)
米NED(全米民主主義基金)が資金提供してきた民間人権陣線(香港)が解体するようです。NEDとは、1983年のレーガン政権時代に「他国の政府を民主化する」という目的で設立された組織。いわゆる米国による内政干渉用のハコです。
香港で長年大規模デモを行ってきたのはここ。 中国が取り締まりを強化したのは、「民主主義が唯一のイデオロギー」だとして他国に押し付ける外国勢力(主に米国)を排除するため。たった数百人の蜂起で国が倒れた歴史は繰り返せないというわけです。
画像が縦長になってしまって大変申し訳ないのですが、下記もご参照ください。
皆さんは、王毅が言っていることがまともだと思いませんか?これ、20年間もアフガニスタンで戦争を続けて、負けて逃げ帰った米国に対して王毅がブリンケンに言った言葉です。
実は私がずっと書いてきたことと全く同じなのですが、統べ方が異なる国に対して、強制的に体制を押し付ける善悪二元論は何も生み出さないばかりか、戦争にしかならないのです。米国が上手く行ったのは日本だけ。ベトナムでも失敗して、今回アフガニスタンでも失敗した。
結論を書きましょう。
米国の帝国主義はもはやどの国にも通用しない。そして、米国が仕掛ける他国への内政干渉は、「上手く行かない」と分かれば米国は人権を無視して真っ先に逃げる。
約20年に及んだアフガニスタン戦争での米国の敗北が、それを証明しました。
ここで歴史のFact Checkもしてみましょう。まずはロン・ポール。彼は2008年アメリカ合衆国大統領選挙の共和党候補者の中で、2002年のイラク戦争決議案に反対した唯一の候補者でした。
戦争屋・ブッシュは何を言っていたのか。この真面目そうな悪魔の顔にみんな騙されるのです。
そしてロン・ポールの子であるランド・ポール。彼はアラブの春によるリビア内戦のアメリカの介入に強く反対、シリア介入も反対でした。
そして菅首相。もはや意味不明です。
言葉がありません…
アフガニスタン戦争の是非はこれから議論されていく部分もあるとは思いますが、アフガニスタン新政権は米国の嘘を暴露していくと思います。米国大使館にある書類、PCは全て米国側がいち早く焼却したようで、彼らは戦争犯罪の証拠隠滅を真っ先に実行しました。
米国が世界の正義だと思い込んで来た日本人も、これで目が覚めるでしょう。同じタイミングで香港の民主化煽動からも撤退することに、こじつけとか言い訳とか言う必要はもうありません。「米国が尻尾を巻いて逃げた」わけです。
新疆ウイグル自治区でのジェノサイドも、根拠がないとこのサイトでも散々書いてきましたが、丸川知雄・東京大学社会科学研究所教授が見事に説明してます。
新疆「ジェノサイド」の証拠なし=「少数民族人口急減」「不妊手術強制」は論拠薄―丸川東大教授
※はてなブログの不具合で過去のリンクが表示されなくなっています※
大西広・慶應義塾大学経済学部教授も。是非動画をご覧ください。
※はてなブログの不具合で過去のリンクが表示されなくなっています※
ジェノサイド、強制労働、不妊手術強制が行われているかのように、まことしやかに中国を批判してきた人たちは、その根拠となるものを出すべきです。何度も書いてきた通り、エイドリアン・ゼンツのどうしようもない捏造からスタートし、ポンペオがそれを引用して米国得意の捏造が始まったわけです。エイドリアン・ゼンツにお金を出していたのはBBCです。
過去記事もご覧ください。
日本政府は、新疆ウイグル自治区の件然り、香港然り、そしてアフガニスタン然り、自ら現地で調べもせず、アフガニスタンに関しては我々の血税を米国に言われるがままにじゃんじゃん投入してきたわけです。全て米国のビジネスです。
長くなるのでアフガニスタン戦争の全貌はここでは書きませんが、ベトナム戦争からの流れを勉強すると良く理解が深まると思います。日本は今からの選択を誤ると、米国に見捨てられるだけの国になってしまいますね。