NIOはNeoParkの基本的な建設工程が終了し、テスト生産を開始しているようです。
下記は過去記事です。あれから約1年ですか…我ながらブレてないなぁと感心しました。
Google MapだとNeoParkの影も形も住所すらも掲載されてません。NeoParkで検索すると表示されるのがこちら。
Baidu Mapはその点、情報が早いですね。中国企業だから、というのもありますが、米国企業だけが最も優れているというのは幻想です。
中国企業に関連する情報を含め、中国側がマーケットを情報先行する時代がやってきます(後述します)。
火種は燻っている
中国企業の米国市場での上場廃止が消えた!とぬか喜びしている投資家の皆さんもチラホラ見えますが…実務レベルでどこまで進捗しているかが見えなければお互いの国家的ポジショントークの可能性がまだまだあると見てます。慎重に。
米中問題は、表面的な上っ面の情報だけで確定判断出来るほど簡単ではありません。
「もしかしたら上場廃止は回避可能なのかも」というスタンスが良いです。NIOが上場廃止になる可能性は著しく低いと見てますが(過去記事の通り)、それでも今後の2国間協議次第で影響を受ける可能性は残されています。
SNSで情報を配信する際は気をつけて欲しいのですが(無理だと分かってます)…そういうのに踊らされてワーイ的な人たちが多いので、人気株はショートの格好の餌食になるわけで。SNSでの情報配信を読む場合には気をつけて行きましょう。
サプライチェーンも回復してませんので、完全なBullishになるにはまだまだ時間がかかりそうです。NIOのMargin Rateが現状20%くらいですが、16%未満になる場合は車体の値上げも検討されるはずです。
ただ一方で、確定情報だけでトレードすると利幅が取れない…というのも投資の難しいところです。大胆に行くときは行くのも戦略ですね。
長期視点なら間違いなくBUY
それでも長期投資を目的としている方の場合、現在の価格レンジで購入するのは良いポジションだと思います。Tiwtterでも3月21日にUltra Super Strong Buyと呟きましたが、$20未満(HK$157未満)で拾えたらもうあとは気にせず過ごすだけで良いです。
ちなみに米国市場より香港市場のほうが良いと考えている理由の1つは、NIOの今後の最新情報アップデートが中国時間で行われる可能性が高いからです。香港上場したことによって、中国時間での情報配信が最速ということになると、米国市場がオープンする前に香港市場が動くからです。Good Newsで株価が上昇する場合、香港市場が先行します。当然と言えば当然ですが、恐らく重複上場企業は中国時間ベースで情報配信を考えて行くようになるはずです。そうなった場合、アジアの投資家は有利になります。また、ハンセン指数に組み込まれると少しですが買いがブーストします。いずれ何らかの指数に組み込まれるでしょう。
これも確定情報ではないので、参考程度にしてくださいね。
※香港市場がクローズしてからのGoog Newsの場合は、米国市場有利です。
現実的なPrice Target
NIOの香港株ですが、機関のRatingとしては国盛証券がBUYでHK$249(+40%のアップサイド)という現実的なPrice Targetを出しました。実質国有企業なので、これくらいコンサバで良いと思います。欧米の機関PTはちょっと大げさというか、ATHを経験してしまっているのでどうしても高めにしなければなりませんから。
HK$249=US$31.78です。現実的。
ということで、平均買値がこれを下回っていればじっと待つのも良いでしょうし、上回っていれば安値で買い増しも1つの戦略ですね。もし含み損が大きい場合は、スウィングで利益を取りつつ、平均買値を下げていくのも手です。
今年のPTとしてはUS$31をまず越えてもらって、その後$40以上を目指して欲しいですね。次は新車発表でしょうか。
※著者はNIO株ホルダーのため、NIO贔屓の記事内容の可能性があります。