ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

米国|バイデンが日本で展開した防衛ビジネス

 

米国が戦争を止められない理由の1つが、兵器ビジネスにあることは多くの人が理解していることでしょう。米国の軍事関連企業が儲けることで株価が上昇し、歴代の政治的要職に就任するのはそれらの企業の役員でした。ラムズフェルド然り。

 

もう1つが覇権維持のための「奴隷国家支配」なのですが、それは米軍兵を各国に駐留させ、それらの国々の隣国で紛争の火種を作ることで維持してきました。

 

一体どれだけの兵士を駐留させているか…2年前のデータですが国内外全体で130万人もの兵士を駐留(駐在)させています。

 

 

この130万人の「職場」がなくなったら困るのは米国です。

 

人数の規模で言えば、Amazonの従業員が160万人くらいです。その数に迫る企業が消えてしまったら大変ですよね。大量の兵士を駐留させ、外交では紛争の火種を煽り、「同盟国」と呼んでいる国々から防衛費というみかじめ料を徴収するわけです。

 

この奴隷国家戦略が最も上手く行ったのは、日本でしょう。高度経済成長を遂げ、税収が増え、円の力も強くなったおかげで、日本からせしめる防衛費はヨダレが出るほど美味しいわけです。

 

日本に駐留する米軍兵が約6万人でダントツ。

6万人が少ないと思いますか?セブン&アイ・ホールディングスの社員数5.5万人を上回る数です。

 

 

「隣国に対する火種」という意味では、下記の記事にも「次は台湾」ということを書きました。その通りになっています。

 

 (記事より引用)

繰り返しになりますが、ロシアを正当化するのではなく、感情論に陥ることなく、日本人や日本政府がどこを目指せばよいかを真剣に考える機会であるべきです。次のターゲットは台湾ですから。台湾に関しても、間違った歴史認識を持った日本人が90%以上だと思っています。台湾にも事情があるのは理解しますが、国際的には「1つの中国」という認識が大前提です。米国もそれは認めています。認めつつ、台湾に兵器を提供し続けています。これで中国が怒る理由が分からなければ、欧米メディアによって偏った入れ知恵をされていると思って良いでしょう。私がかつてそうあったように。

 

バイデンはわざわざ日本まで来て、台湾有事を煽り、日本から「防衛費」という名目のみかじめ料を取ることに成功したわけです。首脳会談というのは、「守ってやるから防衛費よこせ」という会議です。大統領専用機で横田基地に降り立つということは、完全に日本を軍事的属国と見ている証拠です。トランプはどこから日本に入国しましたか?羽田空港ですよ。どちらがまともでしょうか。相手に敬意を払うということは、こういうことです。日本はバイデンに完全に舐められてますが、誰も報じない。岸田のあの満足そうな顔は、保身が成功したからです。差し出したのは我々の税金ですからね…

 

立場が対等ではないことは、この画像からも明白です。

 

いつまでも奴隷国家であることは、今回ばかりではなくずっと続いていることです。ビックリすることはありません。

investmax.hatenablog.com

 

 

ちなみに大多数の台湾の人々は、現状維持がベストだと考えています。「現状維持で事実上の独立を成し遂げている」と考えている人が全体の76%もいるのです。

www.taiwannews.com.tw

これは古いデータではなく、今年の1月に実施された調査です。

 

民主主義が正義なのであれば、台湾の人たちが考えていることが台湾のためであるはず。現状維持で良いと台湾の人たちが考えていて、中国も現状維持を続けていて、なぜ米国は「力による現状変更」という意味不明なことを言い続けるのでしょう。内政干渉も甚だしい。日本もそれに加担している。

 

中露の戦闘機が日本近海を飛ぶ理由は、バイデンが防衛ビジネスを日本で展開したからです。クアッド会議を開催したからです。煽っているのは米国です。ちなみに中露は領海侵犯はしてませんから、何も問題はありません。

 

さすがCIAのエージェントだった岸信介の血筋。この家系は岸信介が戦犯にならなかったように、何をしても処罰されません。

 

Source:中国とロシアの爆撃機が日本周辺飛行 クアッド首脳会合を挑発か 岸防衛大臣がコメント

 

「日米豪印4カ国の首脳会合が開催されている中で、このような我が国近傍での軍事演習は、(米豪印4カ国首脳会合の)開催国である我が国への示威行動を意図したものであり、これまでと比べ、挑発度を増すものと考えている」

 

「その言葉をそっくりそのままお返しする」と中露は考えているでしょう。挑発度を増したのは、バイデンの「1つの中国」をひっくり返した発言です。日本の政治家も情けないことこの上なし。血税を湯水のように米国に流すわけですから。選挙に行く価値などありません。

 

日本の政治家は「こういう人間にはなるな」という鏡です。実は私、政治の元大御所の血筋でもあるのですが(亡くなってますので名前は控えます)、彼は事あるごとに「政治家にはなるな」と言っていました。

 

その意味が今、良く分かります。自分と自分の家族は自分で守るしかありません。政治に期待することなど無いですよね。