NIOがいよいよスマホ製造に本腰を入れるようです。
William Liが語ったようなので、間違いないでしょう。
私は以前、NIOがスマホを製造することは100%ないと断言していましたので謝らなければなりません。すみませんでした。
販売方法に驚きの特徴がある?
William Liは、「販売方法に驚きの特徴がある」と述べたようです。この点に関して、私は最初はネガティブに捉えました。販売方法などNIOオーナーにとってはどうでも良くて、最も期待されるのは「他のスマホと何が違うのか」だけです。
機能を凌駕するほどの「販売方法」があるのであればぜひ聞いてみたいところです。…と、回答を待っていてもこの記事の意味がありませんので、今まで通り妄想全開で考えてみましょう。
一体どのような販売方法なのでしょうか。
販売方法を妄想してみる
1.NIO HOUSEで販売する
2.スマホもBattery Swapモデルがある
3.BaaSモデルを購入すると端末が無料になる
4.契約するとNIO LIFEでのお買い物ポイントが付く
5.NIO車/NIO PhoneにMove2Earnを搭載し、そのポイントで支払える
6.契約するとNIO Radio/NIO Movie/NIO AR/VRコンテンツが無料
1.については、あまりにも普通過ぎますね。NIO HOUSEで契約することも可能になるとは思いますが、William Liがこのことを「特徴」と言うほどザコではないと考えます。
2.は、NIO車と同様にBaaS契約が可能なプラン。バッテリーがなくなったらNIOのBaaS Station(Gen.3)に設置されるスマホのバッテリー・スワップでバッテリー交換が出来ます。その場合、バッテリーの劣化に関してはNIO側が管理することになるため、常に一定のクオリティを保ったスマホバッテリーが使用できるというメリットがあります。これは面白いプランではありますが、BaaS Stationの開発がネックになります。
3.NIO車を購入する際に、BaaSモデルを購入するとその費用の中にNIO Phone(仮称)の代金が含まれるため、実質無料でゲットできるというもの。NIOとしてはBaaSモデルが増えればサブスク的な利益が見込めるので、物売りというよりサービス売りに近い利益構造を強化することが出来ます。
4.これはちょっと楽天ポイント的なので(笑)、あんまり魅力的ではないかな、と。やれなくはないですね。
5.このMove2Earnに関しては、個人的に最も期待しているアイディアの1つです。NIOユーザーが、NIO Phoneに搭載したウォレットをNIO車と連携させます。GPSでNIO車が走ったルート+距離が管理されていて、距離に応じてウォレットにポイントがたまります。ポイントに関してはTokenになるかもしれません。ユーザーとしてはこのTokenが貯まっていくことがメリットであり、このTokenでBaaSの一部の費用、スマホの一部の費用の支払いが可能になります。NIOとしては、ユーザーが走行した距離やルートの情報をユーザーの資産(アセット)と考え、そのアセットデータを得てさらに自動運転技術やAIの開発に繋げる一方で、ユーザーに対してはポイント(トークン)という形で還元していくというエコシステムです。厳密には販売方法ではなく支払方法なので、非常に面白いアイディアではあってもWilliam Liの発言から読み取ると非現実的かな、とは思います。
6.はコンテンツ次第ですが、サブスクのAll in Oneですね。アマゾンやAppleがやっていることをスマホの契約1つにすべて集約できてしまうプラン。
結論
現実的な路線で行くと、3.と4.なのかな、と考えています。ただし、わざわざMobile Companyを設立するほどですから、単なるスマホにはならないとも考えています。
NIOは、NIO Mobile Technologies社を設立しました。
以前の記事で書いたNIO Syncはおそらく視野に入れていると思いますし、どこかのスマホメーカーがMove2EarnをEVに連動させるとも思っています。中国はクリプト的には非常に厳しい国ではありますが、Tokenやポイントという意味では実現性が高いと考えます。
皆さんはどのプランが実現すると思いますか?