ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

コラム|中国の技術革新とデータの行方

今から約4年前、Facebookに投稿していた中華スマホの件。

 

現在のマーケットシェアが下記。中華スマホはHuaweiが米国によるイジメでシェアを落としましたが、Xiaomi+OPPO+vivoの3社でシェア30%を獲得するまでになりました。

 

 

スマホのOSシェアも、Androidが71%を超えて圧倒的です。Android陣営 vs Appleですからね、当然かもしれません。

 

 

圧倒的な体力で開発を進める中華スマホ陣営には、強力なパートナーも次々に現れて来ました。ライカはその1つ。

 

スマホが次に向かうのはどこでしょう。フォルダブル(2つ折り)スマホも次々に登場していますし、ウェアラブルとの連携も進み、生活になくてはならないデバイスになりました。

 

「生活」の1つである車との連携は、現時点ではイマイチです。カーナビはもう無くなっていいHWなので、スマホと完全にSync出来る(OSがある程度統一できる)HWが必要です。XiaomiやHuaweiはこのあたりを狙っているようにも思えます。ただしHWとしてではなく、Syncによって得られるデータが肝なのでしょうね。

 

注目してきたNIOも、本当はスマホを自主製造せずに、OPPOのHWとOSに独自機能を乗せればいいんですよ。ラグジュアリー路線なのでOPPOが最もしっくり来る。OEMだって恥ずかしくなどありません。

 

データドリブン的に言えば、基本的には、生まれてから死ぬまでのデータを一元管理したいわけです。そこを押さえることが出来れば、あとはデータに紐づくカスタマイズドサービスを提供するだけ。データに紐づかない画一的なサービスはどんどん廃れていって淘汰される。余談ですが、Facebookは自分で自分の画像をアップさせてしまう画期的な情報取得サービスですからね。無料という利便性の裏側です。TikTokはそれを動画でやってしまったわけで。

 

ということで、スマホをはじめとしてHWでめちゃくちゃ強い中国が生活や生命に深く関わったAI(情報取得技術)を確立させてしまうと、世界で中国に敵う国がいなくなります。米国が恐れているのはそこ。HWもクラウドも、中国は既に世界で戦えるレベルに達してしまいましたし、EVもHWではなくデータの塊です。メーカーによってはAIを搭載する。それをEUに輸出しているわけですから、自称「民主主義は正義」の米国が目くじらを立てるのは当然なのかもしれません。

 

私個人的には、利便性を得られるのであればデータなんて全て提供していいと思っていますよ。データ取られて怖がっているのは、悪いことをしている人か、命を狙われる可能性がある大物です。大丈夫、小物はデータ取られたくらいで命を取られたりされませんから。データに基づくECの罠にハメられることはあっても。命取るよりお金取り続けたほうが儲かりますからね。某団体のように。

 

ただ、データを集めればいいという時代も終わってまして…あぁ、これ以上書くとまずいので、このあたりで。