下記は前回の記事です。
VIX(ボラティリティー指数)は昨年12月から注視と書いてきましたが、そこから約1年でかなり資産を増やせました。数字は後述します。
個別銘柄はほとんど儲からず…大きく取れたのはオリンパスくらいです。損切りも多かったので、利益が減ってしまいました。
さて、今年はもう大金を投じることはありませんので、次の仕込みに向けて改めて学ぼうと思っています。
投資は誰から学ぶのが一番良いのでしょうか。
賢人に学ぶ
著名なバリュー投資家6名をざっくりまとめてみました。
皆さんご存知の、バリュー投資の賢人6名。バリューと言っても、それぞれの視点は異なっています。哲学的・手法的には似ているところもあるのですが、彼らが重視しているところを学べば学ぶほど、「あぁ、損切りした銘柄は選定した時点で失敗してるな」と反省しきりです。
勝っても学び、負けても学び。投資はスポーツのようです。つまり真剣にやらなければ敗れ去るのみ。
今回は、ジョン・テンプルトンの投資哲学から少し学んでみます。
①市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点になりやすい。
②先行きに警戒感や疑い(懐疑)が残るうちは徐々に上昇(回復)を続ける。
③警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い。
④市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わることが多い。
この4段階は、投資をしている人ならマストで覚えましょう。マストです。どんな投資でも、絶対に忘れてはならないマーケットのセンチメントをこれ以上簡単に示すことは出来ません。
現在はどこでしょうか。
①の出発点(底打ち)を探しているところかと思います。しかし、投資が上手くいってない人にとっては、出発点ではなく終着点(ゲームオーバー)になります。
昨年から今年にかけて③と④に気づけたかどうかが、現在地における資産の大小、または増減を決定づけていると思います。
著名アカウント
私が昔参考にしていたのは、フォロワーの多い著名アカウントです。その人が呟いたことと真逆の考え方をすると、なかなかの確率で上手く行きました。特に、「成功していると思われている」アカウントは、カモでしたね。
その人の呟きの質が悪いと言っているわけではありません。
著名だけに、呟きの質の高低に関わらず「大衆心理」になりやすいのです。投資では「大衆心理」は負け=損です。良く、著名な人の意見が「逆神」とか言われることがありますが、それは著名過ぎて「大衆化」したトレンドになっている可能性も多分にあると考えています。
例えばクリプトで言えば、XYMが好例でした。
別にこの方が悪いというわけではありませんので、マスクさせてもらいます。偶然、私もXYMを仕込んで上昇していたのですが、日本人も介在したミーム化はろくなことになりません。
この月(2021年11月)に全て売却しました。当時、43.26円でしたが、現在は5.36円に。
他にも、PLTRを激押ししていた某Gさんとか。「いいね」の数がつけばつくほど危険。SNSのつぶやき数等は分析ツールを使うと、特定のデータを吸い上げてデータ化、センチメントがどうなっているかまで分かってしまいます。私も記事で書いたことと逆のことをSNSに載せたこともありますが、そうやってセンチメントを探ってたりします。
もちろん、センチメントが株価やクリプト価格に直接的な影響を与えることはほとんどありません(イーロン・マスクを除く)。繰り返しになりますが、「大衆化している判断」としてアラートのようにとらえることが重要だと思います。「大衆化された投資判断」は、マーケットにおいて格好の餌食になります。
後述しますが、投資判断として優秀な呟きをしている方は、フォロワーも少ないしいいねの数も少なかったりします。考え方が大衆心理と逆なので、感覚的に敬遠されるんですよね。理解されないですし(笑)。でも、答え合わせをしてみると、合ってるなぁということが垣間見れます。
VIX投資
ここで、ずっと記事を書いてきたVIX投資(ボラティリティー投資)について遡って検証してみましょう。
以前ご紹介した通り、私は昨年からVIX投資(ボラティリテイー投資)に関する記事を書き始め、今年の1月~2月には特集記事を連発しました。
2022年1月~2月にかけて、VIXに注目していたつぶやきを検索してみると…
著名アカウントは「全く」言及してません。ほとんど「いいね」が付いていないアカウントばかり。この時からVIX投資を開始していれば、今頃10~40倍くらいのリターンを得ていた可能性があります。
過去記事にも記載した「4日間の事例」を載せておきます。取引履歴もキャプチャーで載せてるのでじっくり御覧ください。
260万円で開始した口座は、9,000万円を超えています。もちろんリスクがあるのは承知です。
違い
話を戻します。
冒頭の伝説の投資家6名と、SNSの著名アカウントが投資判断的には全く異なるということは理解できると思います。学ぶのであれば、間違いなく前者。投資判断については、著名アカウントの情報はポジティブスタンスでは見ないほうが身のためですよ。考え方を学ぶのはいいとして。
自分の場合は、直観と結果を記事にしてこのように答え合わせすることで、判断が合っていたか否かを検証するようにしています。
これだけの内容でも、ちゃんと読んでくれる人は少ないと思いますが(笑)。でも自分のためになっているので、結果オーライです。この記事が大衆化することは望んでいません。