お中元にお歳暮に、大切な人に会う際の手土産に…何を買おうか迷うのも楽しかったりしますが、時には迷わずにパッと決めたい日があったりします。実食して「これは間違いない」とブックマークしている贈り物が結構あったりするのですが、その中から3つだけご紹介したいと思います。
女将漬け~福島県郡山市の日本料理「京香」
明治17年(1884年)に創業された、「すき焼・しゃぶしゃぶ 京香」さん。このお店がついに通販を解禁したのが、女将漬けです。
使用されるお肉は福島のブランド豚・麓山高原豚で、県内の指定農家による限定生産です。熟成の醤油もろみで醸し上げた秘伝のたれに漬け込まれたお肉は、旨味と甘みが絶妙で、白米を1合は用意しておくべきです。
お肉を焼く前に醤油もろみを指で削ぎ落とし、フライパンの場合は弱火でじっくり火を通すことをおすすめします。
贈り物としても最適ですが、自分用に購入することをお忘れなく。美味しさは保証します。
桃泉果~東京都銀座の源吉兆庵
次は昭和21年(1946年)創業、「宗家 源吉兆庵」さんの桃泉果。
岡山や鎌倉で美術館も運営している源吉兆庵さんのスウィーツは絶品です。米国や台湾、シンガポールにも進出しているので、知っている方も多いと思います。特に桃泉果は源吉兆庵さんで売ってるスウィーツで私が最も好きなもので、頬張って食べると白桃の果汁で溺れそうになるほどみずみずしいのです。
日本人のみならず、海外の方にも喜ばれる逸品です。季節ごとに旬の果実を使ったスウィーツを販売してますので、季節に合った贈り物として心遣いまで伝わるでしょう。
香木実~福島県会津若松市の長門屋
最後に、嘉永元年(1848年)に創業された「長門屋」さん。なんと、ペリー来航よりも古いのです。酒屋を営んでいた当時、藩主・松平容敬(かたたか)公から「庶民のお菓子を作れ」との命が下り、菓子屋として創業したそうです。
香木実(かぐのきのみ)は、選りすぐりの会津産鬼くるみを使用したトリュフチョコレートのような一口サイズのお菓子。G7伊勢志摩サミットにておもてなし商品として採用されたこともあり、知る人ぞ知る銘菓です。
鬼クルミは歴史が長く、縄文時代から自生する日本固有種の和ぐるみです。渋みがなくじんわりとした旨味が特徴ですが、殻が固く手割りのため、市場にほとんど流通していない希少な木の実です。
「日本酒が好きな方に贈る、失敗しない日本酒3選」など、また機会があればご紹介したいと思います。感謝を伝えて喜んでもらえるのは、嬉しいですよね。お店にも感謝です。