ワークプレイスがオフィスである必要がなくなった昨今、オフィス外におけるワークプレイスは既存業態の見直しを含め重視されていますよね。昨年あたりから、ネットカフェで有名な快活クラブも、レシートには「シェアリングスペース」と印字するようになりました。
コーヒーが苦手な私ですが、実はカフェの雰囲気は大好きです。穴場のカフェを見つけては、何度か通って読書をしたり仕事をしたりしなかったりしてます。今日は穴場中の穴場のカフェ、GESHARY COFFEE 日比谷店をコッソリご紹介。
GESHARY COFFEEとは
ゲイシャ?ゲイシャリー?と言っても日本人のほとんどは芸者を連想してしまうと思います。ゲイシャとは、コーヒー豆の品種のことです。世界でもっとも高級なコーヒー豆の一つとされています。詳細はこちらのウェブサイトにお任せして割愛。
余談を。
コピ・ルアクも高級なコーヒー豆で有名ですが、ジャコウネコに無理やり豆を食べさせるという人間側のエゴを一切捨て、天然の糞しか採取しないことで有名なKADATUAN KOFFIE JAPANは私の社長仲間が経営してます。これ本当に美味しいんですよ。
どんな店舗か
地下鉄・日比谷駅(JRだと有楽町駅が最寄り)を出てすぐ、ペニンシュラのある交差点にゲイシャリー・コーヒー・ショップ(カフェ)があります。下記がオフィシャルウェブサイト。
店舗外観はこんな感じ。こんな一等地に、1Fだけではありません、ビルごとです。
現在(2023年2月10日現在)は営業時間短縮で、10:00~20:00の営業です。1Fで注文し、エレベーターで好きなフロアに行くことが出来ます。
こちらが4Fフロア。商談にも使えそうなゆったりしたスペースが特徴です。
交差点側は開放感があり、目の前に見えるのがペニンシュラ・ホテルです。このフロアには、電源はなかったと思います。
こちらが3Fフロア。また違った雰囲気ですね。テーブル席には電源があります。
こちらが2Fフロア。窓際のテーブル席には電源があります。
店内のFree WiFiも使えるので、パソコンを使った作業も問題ないはず。
スウィーツも美味しいので、ついつい手を出してしまいます。
本日の試飲コールドブリュー。エスメラルダ・ウォッシュト・ノリア・41ASです。すっきりした味の中に、程よい酸味がマッチしていて、フレーバーも楽しめます。試飲は嬉しいですよね。
運営企業の謎
ということで、非常に贅沢な一等地に、贅沢なフロア構成、そしてほぼ完璧と思えるラインナップを揃えたショップなのです。にも関わらず、混んでいることもなく、長居することもできるお気に入りのカフェです。超穴場カフェが好きな私にとっても、穴場Ratingで最高の★5つ。
ただ、これで採算が取れるのだろうか…と思ってしまうのが経営者の性なのです。で、何かと調べてみたくなってしまったことも、何卒お許しください。
社長がなんと!木原さんです。
知っている人は知っていると思いますが、あの大都技研の社長(※)。本社の住所も、大都技研本社の住所です。資本金がたった100万円のカフェが、こんな一等地にある理由がなんとなく分かりました(笑)。
※一応、店舗の方にも確認済みです
コロナ禍でもかなりの純利益を出してきた会社ですね。私がサラリーマン時代、実は顧客だった企業です。色々と注文を頂いてました。以前は確か汐留にオフィスがあって、受付ではサメを飼ってました。「観賞用のサメはすぐ死ぬので入れ替えが大変なんです」と担当の方が言ってたのを思い出します。確かに、お金を使うならサメよりコーヒーのほうがいいかもしれません。
それにしても色々と考えさせられますよね。稼ぐ手段とやりたい事は、別でいいと私も常々思っています。「やりたい事」を長く続けるためには、先に「稼ぐ手段」を見つけることが、実は近道だったりもします。おそらく木原社長もカフェやコーヒーが大好きなのだと想像しますが、本業の利益でこのような素敵なカフェを運営するというのも、カフェを潰さないやり方の1つだと思います。
また使わせていただきます。