ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

アングロサクソンの五輪強奪作戦

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この記事は、決して人種差別を目的としたものではありません。どうもキナ臭いのです。

 

Hayley Wickenheisterは、IOCのメンバー。朝食のブッフェで森さんを追い詰める、と発言。その発言に暴力は含まれてませんか?日本の元首相ですよ。性別以前に、元首相の人権を蔑ろにしてませんか?なぜ日本人は誰も何も言わないのでしょう。

 

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https://twitter.com/wick_22

普段のいいね数なんて、2~3桁ですからね。それがこういう女性蔑視(日本人蔑視とも取れる)発言に対しては1.4万いいねがつく。

 

彼女はIOCメンバーであるにも関わらず、昨年から東京開催にネガティブな発信をし続けている。

news.rthk.hk

記事の通り、彼女は「東京五輪開催は無神経で無責任」という発言をしています。この5日後、カナダは東京五輪に選手を派遣しないことを決定。その2日後、IOCとJOCは東京五輪の延期を決定しました。

 

森発言の前、カナダ議会は昨年10月、中国でウイグル人のジェノサイドが行われていると証拠もなく決定。「ウイグル人のジェノサイドが行われている中国で五輪を開催する権利はない」と主張し、開催地変更を主張し始めたのです。そして、開催地はカナダが良い、と。

 

なんですかね、この気持ち悪いロジック。たいていの日本人は、これを「気持ち悪い」と思いません。

nationalpost.com

仮に人権問題や政治的な理由があるのなら、ボイコット相当です。参加しなければ良い。開催地を変更してカナダにする理由は全くない。

 

アングロサクソンメディアがかねてから主張してきた、「新疆ウイグル自治区でモスクが破壊された」というプロパガンダも、実は建て替えただけであって、その映像が配信されているのにも関わらず、その後ジェノサイドを主張するに至ります。

 

新疆ウイグル自治区には、24,400ものモスクがあります。行けば分かりますよね。なぜ誰も行かないのでしょうか。カナダと中国は遠いです。

 

アングロサクソンのプロパガンダ後、多くの外国人ジャーナリストが現地を訪れ、フェイクニュースだったことが明らかにされています。

en.people.cn

 

ちなみに新疆ウイグル自治区のモスクの数は、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒530人に対してモスクが1つある計算です。この数はどの国よりも多い。イギリスのキリスト教徒に対する協会の数よりも断然多い。

 

中国からの五輪強奪作戦が人権問題の行き過ぎた誇張(全く無いとは言いません)から生まれ、それをカナダのものにしようとしてます。そこから今度は日本に飛び火し、森さんの女性蔑視発言(本当に蔑視ですか?)に噛み付く。

 

今回の森さん辞任の件に関して、カナダの世論は、「日本ざまみろ」です。未だに戦勝国気取りなのでしょうか。日本人は悔しくないのでしょうか。森さんの発言なんて、どうでもいいんですよ。一枚岩となって、「どうやったら上手く開催できるのか」を模索するだけでいい。政府も政府です。だらしない。

 

一方の中国は、カナダ議会の勝手な振る舞いに対して激怒してます。もしボイコットや開催地変更を大規模に扇動するのなら、報復も辞さない、と。冬季五輪開催まで、新たな火種になりそうです。

 

中国は、公式には伝わってきませんが、日本の五輪開催を応援しています。それは来年、自国での冬季五輪も開催したいからです。東京が開催中止になった場合、中国での開催も中止に…という論調がアングロサクソン国で広がってしまう可能性があります。共産党結成100周年の翌年、華々しく北京五輪が開催されるのを、メンツをかけて達成しなければなりません。

 

アングロサクソン国が日本を攻撃すればするほど、日本は中国寄りになる。こうしたカナダの動きや、アメリカの対中包囲網が失敗していることは、武田鉄矢さんの動画を見れば分かると思います(笑)。左翼リベラル政権の失敗です。

 

左翼で言えば、英BBCも自国民から突き放されてます。

 

<UK世論調査 対象:5,054人>

 

あなたはBBCの料金値上げにボイコットしますか?

✅93%:ボイコットする

✅5%:ボイコットしない

✅2%:分からない

 

面白いのは、英国人の声。

 

"It is an unreliable news broadcaster, untrustworthy, schedules packed with repeats that are not worth watching."
「BBCは信頼できない放送局で、信用ならない、見る価値のない内容を繰り返すだけ」

 

自国民から信頼を得てないメディアを、他国が禁止したとしても変ではないでしょう。見る価値のない内容だけではなく、そこにプロパガンダが含まれているとすればなおさらです。実際にカナダやアメリカがそうしているように、イギリスもアングロサクソン同盟国として対中包囲網を敷いているわけです。

 

日本では、自国民から信頼を得ていないBBCを禁止した中国に対し、「情報統制だ」という論調がほとんど。きちんと世界を見たほうがいいです。

 

この記事の大事なポイントは、いつもそうなのですが、中国が正義でアングロサクソン国が悪だ、ということではありません。日本での報道が「偏ってる」ということです。大多数の日本人は日本語で与えられた情報ソースしか見ないので、思想的にも「取り込まれてしまっている」のです。

 

中国が良くも悪くも政治力をつけてきているのは間違い有りませんし、政治的な迎合は私たちには直接関係ありません。森さんの件を俯瞰で見るにつけ、行き過ぎた主張がどこから湧いているのかを冷静に見てきました。そこに、中国五輪を強奪しようとする人たちもいる、ということです。

 

そして、誰にも実害がなかった森さんの発言を、ことさら強調して批判するのはどうなのでしょう。ミスや失敗を絶対に許さない社会というのは、どうなのでしょう。人は全員が聖人ではありません。時に失敗もします。人間だからです。失敗を許さない社会というのは、恐怖ですよ。失敗から学び、経験を積み、人間は成長していく。失敗につけ込んで、犯罪者のように祭り上げる社会は、異常です。こどもが可愛そう。

 

犯罪であれば警察や裁判所が処理します。ましてや一般人が鬼の首を取ったようにとやかく言うものではないと思うのですが…そんなことを感じる今日このごろです。

 

アングロサクソン国が人権を語り出すと警戒します。これで大地震でも来たら…