昨年のNIO DAY2021の模様は下記からどうぞ。
本日2022年12月24日(日本時間20時~22時)、NIO DAY 2022が開催されました。
新型コロナウイルスの影響でオンラインになるかと思ってましたが、規制緩和もあり無事に?開催されることに。こういう時期の開催運営や準備は本当に大変だったかと思います。
今年は安徽省合肥市(Hefei)で開催。NIOが好きな方であれば、合肥市で開催されるということがどれくらい大きな意味を持っているか理解しているはずです。(実は私、安徽省には行ったことがありません。)
イベントは、黄義達(Yida Huang)の歌でスタート。彼はシンガポール出身のシンガーソングライターです。会場ではマスクをしている人が多いようでした。
それにしてもすごい人。
このあと、NIO BANDと共演。
NIOオーナーのマイストーリー的な映像が流れます。私はこういうHeart Warmingなのが大好きです。ストーリーはすべて、今年のテーマである「Feel the light」に繋がっています。
会場のオーディエンス、そしてライブストリーミング視聴者のボルテージが高まってきたところで、この人が登場。CEOのWilliam Liです。
今年も、このイベントが1400人ものNIOユーザーのボランティアの強力なサポートによって開催されたことに謝意を示しました。NIOユーザー達の愛を感じます。
2022年の歩み
まずは、今年1年を振り返ります。NIOユーザーが合計78.4億キロもの距離を走行したことが発表されました。
この走行距離を支えてきた要因の1つが、充電設備。中国国内にあるバッテリー設備を提供する企業の中で、最もパブリックな企業であると明言していました。
その証拠として、110車種ものEVに充電環境を提供していること、特にBYDとTESLAのオーナーがガンガン利用していることが示されました。少し見にくいですが、2番目がBYD、3番目がTESLAです。
新たに500kWのチャージャーが発表されました。重量が50%カットされ、片手で十分に充電できるほどの軽さとのことです。
バッテリースワップステーションは、中国全土に1,286か所設置済み。
バッテリースワップ回数は、なんと1500万回を超えたようです。
バッテリースワップに懐疑的な人からあれやこれや言われた日々が懐かしいです。
また、45万キロを走破しているES6を買い戻して調べたところ、ブレーキ、アクセル、NVH(騒音・振動)も全く問題ない状態だったことが分かったようです。また、バッテリーパックも車体に完全にフィットしていて問題がなく、合計で1300回以上のバッテリースワップをしていたとのこと。
このスワップ回数を金額換算すると…ES6を3年乗る価値というのは、MBW X3を新車で購入できるほどコストセーブになっているそう。NIOは中古でも価格が下がらなそうですね。
将来的なインフラ計画
2025年までには中国全土に充電環境を整備すると明言。
Power Swap Station 3.0も発表。2023年3月から製造・設置開始予定です。
今までの2.0と比較してバッテリースワップ時間は20%削減、バッテリーストック数も21になり、1日にのバッテリースワップ能力は30%増の408回になるようです。
Power Swap Station 3.0は、既にNIOを知っている方にとっても、知らない方にとっても、ワクワクするテクノロジーが詰まっているのでご覧ください。
EC7発表
ついにヴェールを脱いだEC7、カッコいい。詳細はまた記事にしますが、まずは画像をお楽しみください。
いやぁ…エレガントさにため息が出ます。どうしても日本車のデザインと比較してしまいます。
余談ですが、NIOの車種名は下記がベースになっています。
✔ ES…Electric SUV
✔ EC…Electric Coupe
✔ ET…Electric Turismo
✔ EL…Electric Luxury SUV(EU)
価格帯も発表。
EC7は2023年5月から納車開始予定。
EC7については下記の記事をご覧ください。
この後、新型ES8(ES8-Prime)もお披露目されました。
ES8-Primeについては下記をご覧ください。
既にプレ・オーダー開始、2023年6月から納車開始予定です。
個人的にはイベントのクライマックスで、李榮浩が名曲「李白」を歌ったのも最高に興奮しました。昨年のAlan Walkerも良かったと思いますが、李榮浩も素晴らしいチョイスでした。
予想していたグローバル展開や他企業とのパートナーシップについては、言及がありませんでした。とは言え、トータルで2時間の大イベント。昨年が1時間強でしたから、内容も規模もスケールアップしてますよね。
お読みいただきありがとうございました。