ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

NIO|6月販売台数と上半期まとめ

NIOの6月の納車実績が発表されました。5月から大きく回復して12,961台。

 

 

前月比 +84.52%、前年比 +60.35%です。内訳は以下の通りです。

 

✔ ES8:1,684 台
✔ ES6:5,100 台
✔ EC6:1,828 台
✔ ET7:4,349 台

 

ET7、好調のようですね。近々、ここにET5も加わります。

 

生産・販売に影響を与える良くないイベントがなければ、単月で10,000台のデリバリーは普通に叩き出せるようになっているはずです。キャパ的にはもっと行けるので、あとは新車種の販売状況と国際展開次第で台数は伸びていきます。

 

また、サプライチェーンにインフレが影響を与えてきた昨今、Sales Marginが棄損しなければ利益も積み上がっていくと思います。NIOはラグジュアリーラインを揃えてますので、販売台数増=利益増に繋がります。闇雲に販売台数を追いかけなくても良い。

 

投資している方々にとっては、販売状況以外にも株価の下落要因があることをお忘れなく、ですね。特に短期投資の場合は要注意。長期投資の場合は問題ありません。

 

下落要因1:リコール

これはどんなメーカーにも起き得ることです。テスラ然り、レクサス然り。リコールを放置することも出来ませんので、メーカー側は対応することになります。仮にリコールがあったとしても、ユーザー第一主義であるNIOは真摯に対応するでしょう。

 

下落要因2:事故

ユーザーが原因であることが多いのですが、ニュースになりやすいですね。もちろんメーカー側の問題である場合には、株価や業績に影響します。

 

下落要因3:その他のネガティブニュース

Grizzly Researchが先日発表した内容が物議を醸し(NIOは売上を水増ししている云々)、さすがのNIOもオフィシャルにコメントを発表。さらに具体的なディスクロージャーを行う予定かどうか分かりませんが、それより早くモルスタとドイチェバンクが火消しに回るという迅速な対応が胸熱でした。

 

eletric-vehicles.com

cnevpost.com

これはモルスタとドイチェバンクの対ショートセラー向けポジショントークという匂いも一瞬したのですが、「自分の主義主張に合うように、事実を都合よく歪曲する」ことがあってはいけません。これはNIO然りなのですが、もっと大きな宿題として「米国市場での上場廃止回避」という火種がまだ解決していないということは書いておきたいと思います。

 

夏頃までに合意したいというメッセージを信じるのであれば、あと2か月くらいです。金融分断の火種については、過去記事をご覧ください。

investmax.hatenablog.com

 

上半期まとめ

以前から書いてきた通り、今年は安全保障的視点で株価を考える必要があり、Good Newsがあったとしても株価上昇に繋がらないケースがほとんどでした。また、米国が抱えるリセッションの潜在的リスクが非常に高く、欧米メディアの偏った情報の輪の中にいる日本人はそのことに気づきにくいかもしれません。

 

もっとも、投資の世界に足を踏み入れている人は、そのリセッションの足音が聞こえているはずです。下記は2022年上半期の主要なUS ETFのパフォーマンス。

 

 

エネルギー以外は全滅。このセンチメントでは、ほとんどの銘柄のYTDでマイナスだったはずです。軍需産業を除いては。

 

リセッションの年、米国は他国で火種を作り兵器ビジネスで稼がなければなりません。Twitterでも3月に株価投稿していた銘柄のYTDも見てみましょう。優秀です。このセンチメントの半年で、これだけのリターンを叩き出せるのは非常に優秀なポートフォリオでしょう(皮肉)。

 

個人的には、儲かると分かっていても投資しない銘柄です。

 

紛争や戦争に不関与であることが最も良い道だと信じています。どちらかに加担するなど、浅すぎます。なぜなら、日本は制裁によって対米戦争を開始した張本人だからです。中国にもソ連(ロシア)にも侵攻した国ですよ。冷静になって謙虚になって、改めて現在の外交が正しいものであるかどうかを確認すべきです。政府が行ったことだからと言って盲信せず、それが正しいことであるかどうかを、国民は刮目して精査すべきです。制裁が平和を実現したことなど一度もありません。

 

私は絶対に不関与が正しいと信じています。よって、軍需産業銘柄には不関与です。

 

このように、軍需産業の株価が上昇する年というのは、本来はキャッシュポジションを増やす年です。

 

このセオリーが合っていたかどうかを1年前に遡って確認してみます。

 

今という時期を見極める

長年積み立ててきたS&P500を、ちょうど1年前に解約しています。Twitterでもつぶやいてました。

 

 

ATHの時の判断がどうだったかは、1年くらい経たないと分からないものです。良い判断だったと思っています。

 

「安く買って高く売る」が投資成功の鍵なのですが(ルールはぶっちゃけてもうこれしかない)、失敗する人は逆のことをします。ATHで「まだ上がる」と判断してウェーイと投資してしまうのです。

 

何度も言います、それはやめてください。学びましょう。ポジポジ病は良くないです。

 

ATHの記事が出たら、たいてい「売り時」を考えておかなければなりません。株価は一直線には動かないので、別にATHのタイミングを逸してもいいのです。例えば私の場合、積立の解約で戻ってきた資金を、すぐに何かの銘柄に投資していたら今頃爆損でしょうね。買うタイミングは、「みんなが手放している時」しかないのです。

 

主要クリプトの上半期YTDも掲載しておきます。ATHで投資した人は死んでいるはずです。

 

YTD Crypt Returns

BTC 🔻55.22%
Ethereum
🔻70.3%
BNB
🔻56.7%
XRP
🔻60.1%
Cardano
🔻64.3%
Solana
🔻79.7%
Dogecoin
🔻60.5%
Polkadot
🔻73.8%

 

 

なんとなく買い、なんとなく売る、これが最も危険な投資です。「ZUUMAさんは直感投資じゃないですか」と言われてしまうかもしれませんが、最低限のルールは守った上での直感ですから、お許しください(笑)。

 

さて、今年下半期がどうなるかですが、買い時は近いかもしれません。その時のキャッシュ量が、成否に直結します。