私の勝手な印象ですが、中国では活字コンテンツよりも動画コンテンツのほうが情報が早い気がしています。活字になる頃には、「それ動画で見たなぁ」というケースが多々ある。
発信者の多くが動画メディア(主にSNS)を活用しているからで、最近はCCTVも動画コンテンツを増やしています。一時期、YouTubeのチャンネル登録タイムラインがCCTVで埋まっていた時はビックリしました(笑)。
前置きはさておき、中国語という壁をどう乗り越えるか。これは中国株を積極的に売買している人はもちろん、ビジネスでも中国の情報を活用したいという人にも大きな問題です。活字の翻訳については、FirefoxのアドオンやDeepLを使えば問題無いのですが、問題なのは動画です。YouTubeは字幕機能がありますが、中国語のメディアは難しい…これを手っ取り早く解決する方法があります。
Lark(中国語名:飛書)
翻訳はもう中華アプリに任せる、これが最適解です。TikTokのバイトダンスが出しているLarkというアプリは超優秀でして。個人的にはLI●EやChatw●rkやZ●●mと比較しても、また、その全部を足したとしても余裕で勝っているのがLarkだと思ってます。
今回はその全貌を書くことはせず、中国語の動画をどう理解するかというポイントだけ記事にします。Larkについては過去にも記事を書いたのでご参考まで。
どうやって使うのか
まず、概要だけ書きます。
Larkをインストール→ビデオ会議を起動→字幕モードを起動→動画をアプリに聞き取らせて翻訳させる
これだけです。
では、操作手順を。下記リンクからスマホのOSに合わせてアプリをインストールします。
アプリをインストールしたら、下側にあるメニューアイコンからビデオ会議をタップ。その後、新規会議をタップします。ちなみに私のスマホはAndroidです、iPhoneだとレイアウトが異なる可能性があります。新規会議をタップすると、議題入力を求められますが入力しなくてもOKです。会議を開始をタップ。
すると会議が始まります。始まったら、機能一覧の中から字幕機能(翻訳字幕機能)をタップしてONにします。その状態で、翻訳したい動画をアプリに聞かせてください。その動画の音声をアプリが聞き取って、テキストに変換してチャットスペースに勝手に書き込んでくれます。下記は「駐車開始から電源交換までの所要時間はわずか5分である」と書き込んでくれてます。NIOのバッテリースワップの説明のところですね。
言語はここで選択出来ます。デフォルトは日本語になってないと思うので、言語を変更してください。
知らないと損をする
この機能があるだけでも、Larkはマストアプリです。もちろん、英語の動画も同じように日本語変換してくれるので、英日翻訳も可能。最近、投資関係だと新商品発表イベントやEarning CallもLiveで見れるようになったので、Larkを起動しながらだとなんとなく意味が分かってきます。
1つだけ、動画の音声がクリアではない場合も含め、誤訳がたまにあります。特に固有名詞は誤訳されやすいので、気をつけましょう。
Larkは他にも素敵な機能があるのですが、中国の方を交えたテレビ会議をする場合も、Larkがあれば大丈夫です。Speak Larkです。
最後に、もちろん言語を覚えることが重要ではあるのですが、どんどんその手間をアプリが解決してくれる時代になってますね。そのあたりのモノづくりは、中国がどんどん進んでいまして、このような情報がたくさんシェアされる時代になって欲しいと思っています。今回の動画翻訳については他にも手法があるので、1つの参考情報として使ってみてください。