ZUUMA|直感投資と戯言

直感投資家。チャートも見ますが時事ネタ等から直感で動くスタイルです。記事は話半分以下でお読みください。キングダムの考察はnoteで更新中。https://note.com/kazugaga

NIO|NIOがスマホを製造する?

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日本を含め世界中で話題になった、NIOがスマホを製造するのではないかという噂。

 

baijiahao.baidu.com

 

NIOがスマホ製造に着手?

私はずっと静観していたのすが、「Kazuさんはどう思いますか?」と聞かれたので、書かざるを得なくなりました(笑)。私見を少し…と言ってもいつもの妄想なので真に受けないでくださいね。

 

まず、NIOがスマホを製造するかどうかについては…これは100%無いと思っています。「持たざる経営=ファブレス」を推進・実践してきたNIOが、自社工場を持ってまでスマホを製造することなど、自らの経営方針を否定するようなものです。

 

そんなことをやったら、「NIOってEVメーカーじゃないの?」と言われて株価が下がると思います(もう下がってますが)。なので、色んな人が噂レベルの情報で「NIOがスマホ製造するかも!」みたいなことを言ってますが、あり得ません。自社工場持つならEV製造ラインが先。

 

 

一体何のために

では、NIOxスマホという噂に関して、どういうことなら想像できるのか。これは私が2019年6月からずっとずっと言い続けてきたことなのですが(ET5の記事でも書きました)、NIOにとってのEVは、単なる車ではなくて居住空間なんです。

 

「Drive Like You Live, As In Your Home」by Kazuma

 (住むように乗る、まるで自宅にいるかのように)

 

NIOは、これを実現する唯一無二の企業だと思っています。EV、NOMI、NIO LIFE、AR/VR、サウンドシステム等、全てここに繋がっていくと思うんですよね。つまり、これです。その名も、「NIO Sync」

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自分が普段使っているスマホと、NIOのEVが持つDriving System/Entertainment Systemとのシンク。今、「やべぇ、超バレてるやん」というWilliam Liの声が漏れ聞こえて来ました。幻聴かな?

 

鍵の開閉や、スマホをドッキングさせるだけでエンジンスタートしたり、生体認証させたり、はたまたドライビングモードやシートの位置も自動でシンクさせられますし、スマホに保存された音楽や映像を車載ディスプレイを通じて社内のサラウンドシステムに反映させたり…そういう「NIO仕様」のスマホのプログラムを考えた上で、スマホメーカーに外注させるのは可能性としてあると思います。これが5Gの世界だと実現してしまうんですよね。

 

外注するにしても、スマホに準拠したプログラムにしなければならないため、当然NIO内部に技術者を抱える形にはなると思いますが、製造まではしない…というのが私の見立てです。(AndroidがOSのベースと仮定して書いています。)

 

妄想もここまで来ると手におえませんね。

 

最後に

中国のスマホメーカーはAndroidをベースに、独自のUIを開発するのが得意だと思います。OPPOはColor OS、XiaomiはMIUI、OnePlusのOxgen OS…全て使ったことありますが、それぞれ特徴があって、かつAndroidから離れすぎず上手くかぶせている感じがします。

 

そういうことが出来る企業があるからこそ、NIOはメーカーに委託して作らせることが出来ると思うんですよね。NIO OSみたいなのを作って被せるだけで、NIO Phoneなるものが出来ますから。そのOSの概念だけ、NIO社内で設計できればいい。

 

それをNIO Phoneと呼ぶとして、これからNIOが参入していくグローバル市場においては、スマホメーカーはスマホのシェアを伸ばすというメリットも生まれます。NIOとタッグでNIO Houseを利用するコラボも出来ますよね。これはNIO HouseがApple Storeチックな洗練された設計になっているのもヒントです(Apple Storeより断然良いですが)。

 

で、私の妄想も妄想と言いきれないところもありまして、この世界観を創ろうとしていた企業があったんですよ。2019年1月に公開されている動画をご覧ください(1分半です)。

 

www.youtube.com

何度かこのブログでも取り上げたことがあるBYTONです。

 

investmax.hatenablog.com

実は私、2019年にNIOの株を大量に購入しているわけですが、その時にNIOと同じくらい惚れていた企業がBYTONでした。残念ながら短命でおなくなりになられましたが、Alexaを搭載した野心的なプラットフォームは最も愛すべきものの1つでした。

 

私の妄想のベースには、この世界観があります。

 

NIOはBYTONとは全く関係ありませんが、目指している世界観はそんなに離れたものではないと考えています。NIOがスマホとどのようにシンクしていくのかを、楽しみに待ちましょう。

 

※本文はNIOのオフィシャルリリースではありません。
※筆者はNIO Stock HolderのためNIO贔屓の内容が含まれている可能性があります。
※投資は自己責任でお願い致します。

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